「Googleアナリティクス実践Webサイト分析入門」レビュー(追記あり)

先週、インプレス編集部送付で著者様より献本いただきましたので、早速レビューさせて頂きたいと思います。

追記 2014年1月31日
既にある程度Googleアナリティクスを知っている人は、いちおう以下のURLで目次を確認されることをオススメします。他の「ユニバーサル対応本」もそうですが、ユニバーサルもそのほとんどはGoogleアナリティクスと機能は同様なので。
>>Impress Japan: Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。

著名Webアナリストいちしま氏が著述

いちしま泰樹1

Webアナリスト業界では広く認知されているいちしま泰樹さんの書籍です。いちしまさんは、大手広告代理店から独立され、Webコンサルティング会社を経営し、分析やコンサルティングの第1線で活躍されている方です。

CSS Niteや、Googleアナリティクスの国内ユーザー会「_gaTracker」でも登壇されたこともあります。

 
そのいちしま泰樹さんが、インプレスの人気シリーズ「100の法則」本とタッグを組んでリリースされた一冊、それが「Googleアナリティクス実践Webサイト分析入門」です。

ユニバーサルと分析の考え方と

いちしま泰樹2

「アクセス解析」や「サイトの分析」の第1歩として、Googleアナリティクスを利用し始めたものの、用語や機能がよくわからず、どうしていいかわからないというWeb担当者も多いでしょう。(中略)本書は、そういった「悩めるWeb担当者」に向けて、Googleアナリティクスをちゃんとビジネスに活用できるようになるための法則を1冊にまとめたものです。

上図のように、いろいろな切り口で、専門用語や関連情報にアクセスできるよう工夫されています。また、索引や用語集に6ページも。こういった書籍内リンクは、量が増えれば増えるほど、書く側は煩雑になりますが、悩めるWeb担当者にはありがたいですね。

また、マルチチャネル一覧やMFCチャネル一覧などリファレンス的な情報、(最近実装されたコンテンツグループは、さすがにコラムにとどまっていますが)ユニバーサルアナリティクスから実装されたカスタムディメンション、その網羅性は、第一線で活躍する流石いちしま氏といった感じです。また、いわゆるサイト分析の考え方やフレームワークなども、図解入りで紹介されている点も安心。

一方、Googleアナリティクスは日々進化しています。ですから、ある程度Googleアナリティクスを使っている人でも、知識の再確認といった点でも役立つことでしょう。

なお、本書は「実践Webサイト分析」ですので、クロスドメインなどのトラッキングコードの設定関連の情報は記載されていますが、APIやCOOKIEなど開発者向けの情報は扱っていません。ちなみに、個人的には法則75あたりの、EXCELで集計したレポート例などが興味深かったです。

これからはユニバーサル本

本書のように、これから発売される書籍は、Googleアナリティクス本と言いましても、ユニバーサル本になるでしょう。

とはいえ、一般からしてみれば、全部Googleアナリティクスでしょうから、タイトルはGoogleアナリティクスとつくのは仕方ないところなんですよね。Googleさんには、ぜひともバージョン表記と、ある程度まとまった規模でのバージョンアップを期待したいところです。

無論Googleアナリティクスを使っているユーザーも、もちろん操作が大きく変わるわけではありませんので、本書については心配は無用です。そういう点で現時点では、悩めるWeb担当者に向けた最新版の書籍として、薦めれられる一冊になっていると思います。

なお、ちなみになのですが、おそらくは書店の書棚対策としてだと思いますが、なぜか本書は、他の「100の法則」シリーズとは異なる厚めの紙質で作られています(最近はすべてこう?)。携帯性を重視される方や、前述した初心者の方でGoogleアナリティクスとユニバーサルの細かな差異が気になる方は、一度書店で確認されることをオススメします。

Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門
Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。

 

・ ・ ・ ・ ・

>>安っ!アマゾンで半額以下になっている食品タイムセール
セール特設ページを見る

↓↓↓無料のニュースレターを配信中です

索引ってホント助かる。