Googleアナリティクスでは、(not provided) という匿秘状態もありますが、訪問者の検索キーワードがわかります。それらのキーワードを分析することによって、サイトの改善やチューニングを行いましょう。
追記:2015年8月21日 本記事は2015年8月3日公開記事です。8月18日にYahoo!検索結果がSSL化しましたので、Googleアナリティクスでもそもそもキーワード取得が難しくはなっています。その上で以下お読みいただくようお願いします。
こんにちは、カグア!です。わたしも、キーワード分析なくして、ブログの集客はままなりません。今記事では、Googleアナリティクスにおけるキーワード分析のテクニックをご紹介します。
この記事の目次
Googleアナリティクスのキーワード分析とは
Googleアナリティクスでは、ユーザーの検索キーワードがわかります。とはいえ、現在では、Googleからのほとんどのアクセスは、キーワードが匿秘されます。(not provided) というキーワードに置き換えられて、Googleアナリティクスに記録されます。
ただ、これは、Googleが検索時にユーザーのプライバシーに配慮した結果、そうなっています。ただ、(not provided) のキーワードを調べる方法は、後述します。完全ではありませんがある程度推察することは可能です。
2015年8月3日現在、一部のGoogle検索をのぞいては、Googleアナリティクスにおけるキーワード分析は、Yahoo!、Bing、Biglobe、infoseek など、キーワード匿秘をしていない検索エンジン経由での流入キーワードとなります。
(not provided) とは、調べる3つの方法
(not provided) とは、Googleがユーザーのプライバシーに配慮して、キーワードをサイト側に渡さない処理のときに、記録される代替キーワードです。日本語に訳すならば、「キーワード不明」となります。
ただし、その比率は年々増えています。個人のプライバシーに関することですから、増えることを歓迎すべきではあります。しかし、サイト運営者としては把握してキーワードからニーズを探りたいものです。ただ、以下の3つの方法である程度は推察することが出来ます。
1.Googleサーチコンソールを使う
Googleがウェブ管理者向けに提供しています無料のツールです。Googleサーチコンソールを使いますと、どういったキーワードの検索結果に表示されて、どれくらいクリックされたかがある程度わかります。
ある程度、といいますのは、データ保持期間が3ヶ月、数字はある程度丸められた数(例えば表示回数115987回を11000回など)で表示される、などです。
Googleサーチコンソールでクリックされたキーワードが、(not provided) の中に含まれる可能性は高く、参考になるはずです。
Googleアナリティクスで利用するには、まずGoogleサーチコンソールでサイトを登録後、プロパティ設定から連携をします。
そのうえで、集客>検索エンジン最適化>検索クエリ の操作でキーワードがわかります。
2.AdWordsに出稿する
Googleが提供していますキーワード広告であるAdWordsに広告出稿をします。部分一致といって、もっとも広くキーワードを認識して広告を表示してくれるタイプの出稿ですと、より多くの流入キーワードがわかります。
(not provided) で匿秘されてしまっても、出稿しているキーワードに類似するキーワードであれば、AdWordsメニューからわかります。
3.ランディングページから推測する
行動>サイトコンテンツ>ランディングページ というメニューは、ユーザーが一番最初に見たページがわかります。そして、セカンダリディメンションから「ページタイトル」を選びますと、そのページが具体的になんのページかがわかります。
このページから見始められた、ということは、たぶんこのキーワードで来たよね、というふうにキーワードを推理するというものです。
いちおうYahoo!などからのキーワードはわかりますので、ランディングページからセカンダリディメンションで「キーワード」と選びますと、上記の推測がある程度あっていることがわかるかとは思います。
ランディングページからの推測については、運営堂さんの記事が参考になります。
>>Googleアナリティクスの(not provided)での訪問ワードをなんとか考えてみる。 | 運営堂
キーワード分析の基本
海外では実は標準ですとすでにYahoo!からのアクセスでもキーワードがプライバシー保護される状態となっています。国内でも先んじてそれに対応する動きも出ていますが、2015年8月3日現在はまだキーワードがわかります。
ヤフーのプライバシー保護については、鈴木さんの記事がわかりやすいです。
>>米Yahoo!、SSL検索を全ユーザーに適用 | 海外SEO情報ブログ
ビジネス上重要なキーワードを知る
集客>キャンペーン>オーガニック検索 というメニューから、流入キーワードがわかります。
キーワードのレポートを見ますと、縦軸に流入キーワード、横軸にセッション数や平均滞在時間、そしてコンバージョン率などの指標が並びます。たとえば、「1と2と4のキーワードで流入するとコンバージョンが出るのだな」と理解すればokです。
ですから、たとえば、では、これらのキーワードで広告を出稿して、さらに成果を伸ばしていこう、などと仮設を立て検証していけば良いとなります。
SEO対策としてのキーワード分析
SEOを重視したサイト運営をしていくとき、コンテンツを定期的に更新・追加することは、よく行われていることだと思います。
そのときに、流入キーワードの種類が多くなればなるほど、ロングテールといって、少ないながらも多くの種類のキーワードからの流入を期待できるようになり、結果として多くのアクセスを呼び込めることを期待します。
そのとき、Googleアナリティクスでは、集客>キャンペーン>オーガニック検索 のレポートの右下最下部にあります、数字を見ます。すると、ここで流入キーワードの総数がわかります。つまり、コンテンツ追加のトレンドと、このキーワード種類数の増加が、同じトレンドを描いて上昇していれば、その施策はSEOとしては適切、そうでなければ見直しをする、といった分析ができますね。
成果を上げているキーワード
全体的にコンバージョン率が低い場合でも、ある特定のキーワードに絡むものだけは、しっかり成果をあげている場合があります。それを見逃さず把握して、記事追加やサイト構成に活かしたいものです。
集客>キャンペーン>オーガニック検索 で表の上部に表示されます小計を確認します。その上で、検索欄に気になるキーワードで絞り込みます。たとえば、よく目につくキーワードでも良いですし、「たぶん無料ってキーワードがあるほうがCVR高いんじゃないかなあ」などといった推察でもOKです。いろいろと絞り込んでみましょう。
すると上図のように、特定キーワードが含まれていると異様にCVRが高い場合があります。そういったキーワードを分析して、サイト構成やコンテンツ追加に役立てると、さらにコンバージョンに効率的に貢献ができるはずです。
キーワード分析に役立つ情報リンク
セグメントなども合わせると、より効果的にSEOキーワードの分析が可能。
>>SEO担当者が知らないと恥ずかしいGoogleアナリティクスの基礎指標 ++ SEO HACKS公式ブログ
Googleサーチコンソールについて。
>>Google Search Console(サーチコンソール)の使い方と登録方法 | ネットで稼ぐスキルを身に付けて独立を実現させる
キーワード分析をするとリスティング広告にも役立つ。
>>リスティング広告でキーワードを短時間で最適化していく方法 | アクシス集客ブログ
より深くキーワードを知りたい方におすすめ。
>>アクセス減の理由を探る、GoogleアナリティクスとEXCELでキーワード集計しよう
リスティング界隈で有名なでぶててさんの記事。
>>【まとめ】SEM/SEOで使われる検索キーワード発見ツールたち – でぶててのWEB録
まとめ
国内のGoogleアナリティクスでは、2015年8月3日現在、まだYahoo!など大手の検索キーワードはわかる状況です。その資源を無駄にせず、しっかりとサイト改善に役立てたいものです。
(not provided) は、ある程度の類推はできます。しかし、その分析の時間やコストと成果とのバランスを考えて戦略に活かしましょう。また、キーワード種類数は非常に小さな箇所にでる数字ですが、おすすめの指標ですので未読の方はぜひ一度ご覧ください。
キーワード関連の戦略はつねに変化しますので、リンクからも定期的に情報をキャッチアップすることをおすすめします。
お互いキーワード分析をがんばりましょー!
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