ネットを使った共同アクセス解析のフレームワーク

チームで解析!※ただし管理者許可の元

先日、ひっそりログを見せ合う会(ひろみ会)に参加しました。オンラインでチームによるアクセス解析が、これほどまでに有意義だとは思ってもみませんでした。

ひっそりとログを見る会(ひろみ会)が開催されました | 運営堂
アクセス解析を共同評価ですすめる方法 | 株式会社ハマ企画

というわけで、防備録的に以下、フレームワークを紹介します。

1.facebookで専用ページ作成

メンバーで、いろいろと事務的な連絡や打ち合わせをします。非公開ページで作れば安心して議論できますね。また、facebookは画像、動画、URL、さまざまな媒体でアップできるので、情報伝達も効率的。

・日程(日にち、時間)
・解析するサイト
・モデレータ決め

事前に質問があれば、トピックをたてて解析依頼者に聞けるので便利です。なお、トピックが更新されると、メールがその都度届くので、煩わしい人は、facebookのアカウント>アカウント設定>お知らせで、グループ更新通知をオフにしておきましょう。

なお、日程決めですが、森野さんが良いサイトを教えてくれまして、ぞれが上図です。メンバー全員がfacebookアカウントを持っていれば利用可能です。

Crocos スケジューラ – Facebookイベントのスケジュール調整ツール

解析するサイトが決まったら、そのサイトの管理者は、概況や背景など情報提示します。質問があれば、事前にFB上でやりとりします。

2.Googleドキュメントで事前に「気づき」を共有

Googleドキュメントのスプレッドシートは最大50人まで、同時共同編集が可能です。これを、モデレーターが当日までに、共有設定でメンバーを登録していきます。

そして、Googleアナリティクスのユーザー追加機能を使い、参加者が当事者のGoogleアナリティクスを見られるようにします。セキュリティ的には直前に閲覧可能にするのがいいと思います。

参加者は解析データが見られるようになったら、DOCSに気づきを書いていきます。当事者も事前に解析結果を知ることが出来るので、当日のチャットで回答や疑問を整理できます。

3.当日はGoogleドキュメントでチャット

Googleドキュメントは、メンバーが同時に開くと、画面右側にチャットが利用できるようになります。共同編集を想定してでの機能だとは思いますが、メンバーはGoogleアナリティクスの画面や、他の人の解析を参考にしながら、サイト改善について議論します。

当日は、2時間が限度かとは思います。オンラインでリラックスできるとはいえ、途中休憩も5分くらいあったほうがいいかもしれません。必要があればスクリーンショットなど画像投稿は、FBに上げます。

一方で知っている同士で集まると、つい話が脱線しがちですので、モデレータ役の人は、発言して軌道修正をします。これは結構重要です。また、気付いた時点で、スプレッドシートにもツッコミやメモをその場で編集します。

最後に、チャットの会話をコピーし、事前に用意したスプレッドシートのシート2などに貼り付ければ、議事録も完成です。

4.実は重要、メンバー決め

これは、「ひ」っそり「ロ」グを「見」せ合うことで盛り上がる会ですw。今回たまたまお声がかかったのですが、実は偶然、次の要因が重なったことは幸運だったと思います。

・信頼できるメンバーが集まる
・スキルが同等、もしくはほぼ同等
・多くても5〜6人

レベル差がありすぎても一部の人だけになってしまうし、人数が多いとセキュリティが担保できませんし、チャットも投稿が流れすぎてしまいます。アクセス解析では、デリケートな数字に直に触れますので「ひっそり」が担保されることが重要。安心して裏話を告白できる「キズナ」が重要だと実感しています。クライアントからお預りしているログならば、なおのこと。

まあ、「メンバー決め」というより、信頼できるパートナーが、「じゃあちょっとやろうぜ」くらいにカジュアルに行うのが、いいんでしょうね。まとめますと、こんな感じ。

1.FBページ作成
2.Crocosで日程決め
3.GoogleDocsで事前に解析
4.Googleアナリティクスにユーザー追加
5.チャット&解析

今回は使いませんでしたが、きっと役立つであろうWebサービス。

Meity.jp (メイティ) – TwitterのIDやリストで公開先を指定するメッセージ作成サービス
イベント開催支援ツール アテンド : ATND
Online Mind Mapping and Brainstorming app – SpiderScribe
(マインドマップ。画像などをマップできます。)

みんなで、グループ解析しましょう!