スマホマーケ事例、ジョージアのキャンペーンサイトは押しつけ感ゼロの丁寧な作り(画像有)

飲んでその場で応募がカンタン!

缶コーヒーのジョージアが毎日3000名に当たるというキャンペーンを行っています。早速、スマホサイトにアクセスしてみました。以下は全てPCでも閲覧可能です。※先に進むにはブラウザのUSERAGENTをスマホに変えておきます。PCですとSafariブラウザ>開発>ユーザーエージェントなど。

ジョージア(PC版)
ジョージア(スマートフォン版)
ジョージア ブランドサイト(携帯サイト)

ジョージアを買ってキャンペーンNOをゲット

缶コーヒーのジョージアを買ってきますと、付いてくるラベルを剥がしますと、応募ナンバーがゲットできます。

早速、キャンペーンサイトにアクセス。付けたままスマートフォンを操作でき、そして人気ブランドのオリジナル、という応募意欲をそそられる手袋です。選べるというも嬉しい演出です。

新規登録も簡単、まずはメールアドレスだけでOK

すでにコカコーラサイトに登録している人はログイン出来ます。また新規登録でも、まずはメールアドレスだけを登録し、URLクリックで進めるという簡単設計です。

至ところにステップ画像があります。こういう安心感の演出に一役買っています。とりあえず登録だけならメールアドレスだけというのも応募のハードルを低くしています。住所など個人情報は当選してからでイイですよね。

キャンペーン番号で登録でポイントが貯まる仕組み

ジョージアに貼ってあったシールに記載の番号を入力します。実はここでは、まだ応募ではなくポイントが貯まる、という仕組みです。

そしてそのポイントを使って「挑戦をする」とクリックします。

ポイントを使って応募するミソ。もっとポイントを貯めて、PSPVITAが当たる上位(?)のプレゼントに応募することも可能です。マルチストーリーが押しつけ感を感じさせません。

さて、挑戦しますと、欲しい手袋を選べます。サイズも選べます。

そして応募!果たして当選結果は・・・

そして、いよいよ応募です。欲しい手袋を確認(ここでもキャンセルボタンが押しやすい、ポイント消費注意書きも親切ですね)しましたら「応募する」をタップします。すると・・・、

どうかな・・・、

うーん、残念!!!ハズレです。この「TRY AGAIN」という下りに、私などは担当者の苦労を妄想しちゃいます。

「ハズレ!」とすればちょっとネガティブですし、「また挑戦してね!」だと再購入を促してるようで厚かましいようにも・・・。この「TRY AGAIN」がわかりやすいかというと、私は最初「?」だったのですが、まあ難しいところですよね。

Twitterフォロワー獲得も一工夫されてます

企業キャンペーンで定番となったTwitterフォロワー獲得ですが、ジョージアのサイトはこちらも参考になります。

何と「謎のプレゼント」です。謎ですよ!ミステリー!

ただ、サンプルもありますので安心。情報開示は基本ですね。

サイトは最新のHTML5で制作、アクセス解析はWebdrends

ページ下部にいわゆるプロフィール設定など機能に関するボタンが集約されています。

ここで初めて住所など個人情報を入力する仕様になってます。当たらなかった人は、個人情報を預けなくてもOK。

キャンペーントップからは動画を見ることも出来ます。「一覧」をクリックしますと、PCサイトに誘導。ある意味この割り切りは気持ちイイですね。

ページソースもHTML5で作られていますので、デザイナーさんにも参考になるかと思います。articleなどHTML5のタグが入っています。なお、アクセス解析はGoogleアナリティクスではなくWebtrends。サムライズさんのアクセス解析ツール。

Webtrends公式サイト|世界のマーケターが支持するプロフェッショナル向けWebアクセス解析ツール|サムライズ

雑感〜丁寧なキャンペーン誘導と今後

全体的にとても丁寧に作られているという印象です。つまづくところも無く、押しつけ感もありません。広くリーチするためのキャンペーンサイトとしてはお手本のような作り。まさに「神は細部に宿る」と感じました。

さて、今後としては、サイトコンテンツとして動画をどう扱うかが気になるところです。

パケ・ホーダイ フラット : ご注意事項 | 料金・割引 | NTTドコモ

国内でもパケット制限の動きがじわりと広がり初めています。ドコモのパケホーダイフラットでも「当日を含む直近3日間のパケット通信量が300万パケット以上」で制限がかかると明記されています。他社も同様で、300万パケットというのが1つの基準になりつつあります。

KDDI、通信速度制御をスマートフォンでも実施 3日間で300万パケット以上利用のユーザー対象 – ITmedia ニュース

この300万パケットというのはおよそ384MB。普通にサイト閲覧やTwitterをする分には問題ない容量ですが、動画などですとすぐに上限が来そうな微妙なラインです、1日あたりにしますと約120MB。アプリでも、20MB、30MBの大きいものがありますし・・・。

ちなみに、パケット量を調べるアプリはこちらをどうぞ。WIFI、3G分けて測ってくれます。

3G Watchdog – Android マーケットのアプリ

問題が広がり始めてから検討するのが、現時点では現実的かと思われます。もしそうだとすれば、このジョージアのキャンペーンサイトもそういう点で、専用動画ページを作って無かったのかもしれませんが、どうなのでしょうか。

ジョージア(PC版)
ジョージア(スマートフォン版)
ジョージア ブランドサイト(携帯サイト)

追記 毎日抽選というのは最初驚いたのですが、時期的に考えると早めに発送しないとですよね。
 

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