【画像多数】NEC LaVie Tab W TW710/S2S を3日間使った感想

NEC LaVie Tab W TW710/S2S

NEC LaVie Tab W TW710/S2S

これに限らず、非Windowsストアアプリに使い勝手を期待してはいけない、と悟った。

[kanren]

レビュワーの立ち位置

・Windows95からWindowsを使っています。
・WindowsタブレットはLenovoのmiix2(8インチ)も使っています。
・普段はノートパソコンでWindowsを使っています。
・主な利用はオフィス、ブラウジング、フリーソフトです。ライティングやブログ書きが多いです。
・iPad、Androidタブレット(7インチ)など他のタブレットも所有。

という立ち位置ですので、他と比べますと、ちょっと辛めの感想になります。また、フリーソフトを使う頻度が多いので、そのあたりもちょっと一般的な使い方とははずれるかもしれません。

そのあたりをさしひいて、NEC LaVie Tab W TW710/S2Sの以下レビューをどうぞ。

デジタイザペンの追従はアプリ次第

ONENOTE(筆圧も感知)やペイントなど、デフォルトのペイント系アプリでは気持ちの良い追従でした。

いっぽう、私が普段使っていますフリーのペイントソフトの、AzPainter2とAzDrawing2は、普通の速度で描いても、どうもこういったフリーソフトでは3テンポくらい遅れる感じ。さくさくと描くには程遠い追従です。

RAMメモリは、4GBが標準ではいっていますので、通常の操作がもたつくなどはまったくありません。

追記

公式サイトにしっかり書いてありました。「筆圧感知対応アプリはFresh Paint、OneNote 2013となります。」よく読めば良かった・・・。
>>LaVie Tab W – タブレット | NEC Direct

高解像度もアプリ次第

解像度は、フルハイビジョン並みの1920×1200です。

解像度の高いコンテンツはとても綺麗に映ります。電子書籍のグラビアなど、ズームしなくとも髪の毛の質感がわかるなど、良い感じです。

一方で、ブラウザやオフィスといった普及しているアプリ以外、使い慣れたフリーソフトが高解像度に対応していませんと、メニューの文字などもぼやけた感じになります。

このへんは、Windowsストアアプリとデスクトップアップリで、タッチの具合が違う、というところと近いかもしれません。

ペイントソフトに限らずWindowsアプリ全般で、いま起きている問題です。

WindowsストアアプリはWindows8に最適化されるので、ピンチアウトなどにも対応するのですが、デスクトップアプリはそういったタブレットらしいピンチアウトやスワイプなどの操作に追従しないことが多いのです。それに近いのかなあと思いました。

バッテリー消耗は早め

電車内で、機内モードにしてWi-Fiをオフにしてテスト。約40分間、PDFを開いたり、ワードで文書作成したりなどして9%消費。このペースですと約7.4時間。

おそらくネットを使えばもっと多いと思われます。ですので、ネット利用などをした状態では、5時間弱くらいが限度かなと思います。

無線のツカミはさすがNECだけあって、問題なしです。Bluetoothも安定してつながります。

ACアダプタのコードは太めで固め

アダプタの本体が小さいのは◎です。

また、ACアダプタは専用です。ボルトが違うのでモバイルバッテリーは使えません。ただその分、他のWindowsタブレットでありがちな、電源接続時も給電が追いつかずバッテリーがどんどん減っていくことはありません

ただ、そのACアダプタは本体の下に指すタイプです。これが標準オプションのキーボードを買ってもそのままです。キーボードから給電はできません。これはちょっとカッコ悪いと思いました。線も太いのでちょっと取り回しも重たい感じです。

WACOMタブレットは普通に動作

ためしにWACOMのCTL-460バンブータブレットをつないでみたところ、フリーソフトのAzDrawing2やAzPainter2でも多少もたつきますがまあ追従してきます。ペンボタンの設定が逆になっていましたが、まあ使えるレベルです。

指のタッチとデジタイザを混在させることで、特別な処理をしているのかわかりませんが、ソフトごとに試さないと怖いな、という印象です。

質感はごく普通、反射がキツイ場合も

画面は光沢仕上がりでとても綺麗です。いっぽうで、角度によっては天井の蛍光灯が映りこみます。1日の作業ではちょっとつらいように感じます。

また、背面に型番や無線の仕様など、製品情報が書かれています。ノートパソコンを裏返しますと、よく小さい文字でたくさん書かれているアレです。ちょっとデザイン的には冷めますが、それでも他社タブレット製品も同様のデザインが多いですので仕方のないところ。

標準USBの安心感

やはり標準サイズのフルサイズUSBには安心感があります。

MicroUSBはどうしてもその小ささから接点が壊れやすく、充電などと共用ですと丁寧に扱っていても壊れやすくなるのは不可避かと思います。

このUSBからつないだスマホなどへの給電もOKです。標準USBと専用ACアダプタの恩恵が受けられます。

キャプチャは慣れが必要

メーカーオプションの標準キーボードですとPrtScnボタンがありません。サードパーティ製の外付けキーボードであれば問題なくプリントスクリーンボタンは使えます。

PrtsSrnに該当しますショートカットは、[Windows]+[音量ダウン]です。

Androidスマホの[電源]+[音量ダウン] をほうふつさせます。同時に押すタイミングが難しいのでよくWindowsホームに移動してしまいます。慣れが必要です。

また、私はWinshotというフリーソフトでキャプチャをしているのですが、それ以外のフリーソフトでも、なぜか1280×800までしか画面キャプチャが取れませんでした。ppiなども変えてみましたがダメ。高解像度によるところかと思いますが、他のフリーソフトでもスクリーンショットが全画面とれない!

とりあえず、ボタンによるキャプチャで諦めることになります。

Windowsタブレットの画像いろいろ

梱包物。国産PCらしい、取説付き。eBookJapanのクーポンも入ってます。電子書籍読めます。
NEC LaVie Tab W TW710S2S No01

キーボードとセットするとこんなカンジ。さっくり刺さるのでタブレットだけで引き上げても、キーボードついてくるくらい結構強くささります。しかし、電源コードが横から出てくるのは切ない。キーボードに給電機能付けられなかったのだろうか。
NEC LaVie Tab W TW710S2S No02

フルサイズUSBの安心感。外付けキーボードをさした。
NEC LaVie Tab W TW710S2S No03

結構テカります。反射低減保護フィルムは必須かもしれません。
NEC LaVie Tab W TW710S2S No04

フルサイズUSB。やっぱり抜群の安心感。MicroUSBは給電と併用な機種も多いですよね。横は電源。ちょっとコード太め。
NEC LaVie Tab W TW710S2S No05

MicroSD。なんかSIMがささるっぽいところもある。
NEC LaVie Tab W TW710S2S No06

残念ながらスピーカーは背面。
NEC LaVie Tab W TW710S2S No07

アウトカメラ、電源ボタン、イヤフォンジャック、音量ボタン。ちなみに、このWindows8タブレットのスクリーンショットは[Windows]マーク+[音量ダウン]ボタン
NEC LaVie Tab W TW710S2S No08

底面の接点。金属部分がUSBっぽくて、キーボードの方にもありました。ただ、もう一つのほうはクレイドルようなんだか、よくわかりません。実際未使用。
NEC LaVie Tab W TW710S2S No09

いやあ、でも作業はやっぱり10インチタブレットだけあって、快適ですよ。メモリ4GBも大きいでしょうね。

総括

苦言が多くなってしまいましたが、個人的には、解像度がふつうの1280×800の型落ちしたほうでも良かったかな、という感じです。

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とてもきれいな画像なども惜しいですが、一般的な作業ベースですと、その高精細さは、とくに恩恵は感じません。オフィスやIEは問題ないです、私がフリーソフトを多く使うからですけど。

あと、デジタイザの追従がアプリ次第というのを理解するのには、ちょっと高い授業料だったかな、という印象です。

NECファン、高解像度、RAM4GB、フルサイズUSB、うまくおさまる標準キーボード、サーフェスよりはちょっと安めがいい、国産メーカーの安心感、という人におすすめです。

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でもやっぱりWindows10インチタブレットは、いいですね。