リスティングの良書がまた登場。
◆そうそうたる執筆陣
著者もが凄い。
元Overture(現Yahoo!プロモーション広告)、AdWordsを経て現在に至る西村氏、国内でも数名しかいないAdWordsヘルプフォーラムトップレベルユーザーである小西氏など、SEM業界を牽引する方ばかりです。
第1章と第2章は、これからインハウスでSEMを行なっていこうという方のための、基礎知識や準備するものを紹介しています。
そして、現在実践している人でも参考になるアカウント設計や予算管理などのワークフロー、実践者インタビューが、第3章、第4章と続きます。
とくに3〜4章は、現在すでにインハウスで取り組まれている方にもとても参考になると思います。
◆初心者は合わせてこちらの本もオススメ
なお、これは編集の問題なのですが、「これからインハウスを始めよう」という方向けであれば、できれば用語集、せめて索引は欲しかった、と思うのはよくばりすぎでしょうか。
丸投げをしている企業にもいろいろな事情があるはず。中には、自分でもやりたい気持ちはあるが知見がないからと、二の足を踏んでいる担当者もいると思います。そういった方が、最初に手に取る本としては、索引など辞書的な機能があったほうが、やはり親切かとは思いました。
そういう意味では、初心者の方は、こちらも合わせて買われると良いかと思います。
◆丸投げしている人は、3章を読み、自分達のアカウントを眺めてみては
個人的には、3章が刺さりました。
いわゆるアカウント設計の重要性やノウハウが具体的に書かれている章です。インハウスで行くと、既に決まっている人はここから読んでも良いかもしれません。
とくに3章は図版が多く、わかりやすく伝えようという気持ちが、学ぶ側のモチベーションを持続させてくれるでしょう。
・キャンペーンを分ける基準
・検索ニーズで広告グループを分けた例 他キーワード例
・予算配分の具体例(2つ)
・軸キーワードの発想〜さらにブラッシュアップした軸キーワードの発想
・訴求ポイントの設定
・キーワード探しのための具体的なWebサイト
「アカウント設計は予算配分のためにある」と書かれている通り、具体的にその配分や組み立て方を示してくれている、数少ない良書かと思います。
◆インタビューから担当者の工夫が
これらをふまえて、4章のインタビューを読むと、さらに共感することでしょう。
取材に応じている方々も、その道の第一線の方々ばかりです。読んでいて、なるほどなあと考えさせられる説得力のある声が満載。
勉強会の重要性も何人かの方が言及されていますが、その情報源は勉強会も含め、2章に書かれています。まさに本書は、心強いアニキのような存在かもしれません。
これから、インハウスでSEMをはじめよう、主体的に関わっていこうと思われる方には、間違いなくオススメの本です。
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