VT4でマイクの比較をした。モバイルでも使えるUSBオーディオインターフェース。

Rolandから発売されていますボイストランスフォーマーのVT-4。VTuberでバ美肉(バーチャル美少女受肉)によく使われるピッチやフォルマント調整ができますので、さっそく試してみました。

VT-4の使い方や初期設定は簡単

VT-4は、USBケーブルで接続すれば、自動でドライバをインストールしてくれますので、使い方はとても簡単です。ただし、接続はUSB2.0です、USB3.0や3.1ではありません。USB端子で青くなっているのは、USB 3.0ですので注意しましょう。

USBは2.0にVT-4はさす

スタート>設定>サウンド からも入力(録音)については、WETを選びますとエフェクト付きのマイク入力を選択してくれます。

VT-4ドライバ

  • MIX(外部ライン出力)
  • DRY(USB経由でエフェクト無し音声)
  • MIX(USB経由でエフェクト有り音声)

自動的に入るドライバーはこんな感じでシンプルなものです。とくに細かな設定はこちらではほとんど無いです。USBからの入力で音質はとてもクリア。

コンデンサーマイクは背面にXLRケーブルのキャノン端子があります。ファントム電源のスイッチは前面にあります。

ファンタム電源

詳しい画像はこちら。MIDIインターフェースや、USBからではなく電池電源に切り替えるなどのスイッチもあります。

VT-4の入出力

マイク入力はプラグインパワー対応のマイクイン・ミニジャックもありますし、ヘッドホン端子もありますので、電池駆動させてこうした簡易屋外マイクシステムみたいな使い方もできてしまいます。

VT4を屋外で使う

ではさっそく、2種類のマイクをRoland VT-4 に接続して録音してみます。

VT-4に2種類のマイクでレビュー

ECM-PC60をプラグインパワー端子でテスト

わたしがいつもゲーム実況動画で使っていますソニーのマイクECM-PC60です。前面のプラグインパワー端子にさせばすぐに使えます。

ECM-PC60をVT-4に接続

小さいですが問題なく使えます。ただ、マイクの特製なのかやはりホワイトノイズが聴こえてきます。これは、オーディオテクニカのマイクアンプAT-MA2 につないで録音しているときは、聴こえなかったホワイトノイズです。

ECM-PC60をVT-4で使う

これはちょっと予想外でした。とりあえずECM-PC60は、AT-MA2のみで使おうかな・・・。

コンデンサーマイクMPM-1000をXLR端子でテスト

次に、マランツのコンデンサーマイクロホンMPM-1000を背面のキャノン端子に接続してみます。

前面のファンタム電源をONにすればしっかり撮れます。ホワイトノイズはほとんど無いです。すばらしい。

ファントム電源

女性声はもともとの声を高くするといい

女性声にするには、もともとの声を高くして女性言葉を、ややか細い感じでつかうと、うまく変換してくれます。

ピッチとフォルマントを高めにして、自分好みの女性声にすればOKです。ピッチはあまり上げすぎますと、機械音っぽくなるので注意。ピッチをあげたいときは、地声のほうのキーを高くするほうがおすすめです。

音質も、USBオーディオインターフェースらしいクリアな音質です。

オーディオインターフェースとして使う

ちなみに以下は、オーディオインターフェースであるスタインバーグのUR12と、コンデンサーマイクのMPM-1000を使って収録した波形です。

フリーソフトのAudacityを使って録音していますが、なぜか、UR12で録音しますと自動的にリミッターがかかってしまっています。マイク音量が小さくなってしまうという指摘はYouTubeの、ある動画でも言及されてましたね、なんなのでしょうかね。

UR12 音 マイク 小さい

いっぽうVT-4を使った場合。さすがにPEAKランプがつきっぱなしのGAIN(入力)ですと、VT-4でも上限リミットかかって潰れてしまいますが、まだ不自然な感じは少ない印象です。

MPM-1000とVT4を使って録音

たまにPEAK点灯するくらいですと、細やかな良い感じの波形になっています。前述のUR12での録音波形とはかなり異なりますね、不思議。

VT-4をコンデンサーマイクのMPM1000で録音しますと、声がつぶれていない状態でも、かすかな吐息レベルの細やかな息遣いもしっかり録音できているように感じます。声を出していない部分もほぼ無音状態で録音されていて、良い感じです。

1万円未満のコンデンサーマイクでここまで性能を引き出してくれるVT-4は、これでさらにボイストランスフォーマーもできると考えますと、オーディオインターフェースとしても使い出がありそう。

まあ、UR12とVT-4ですと、値段が倍くらい違いますので、比較はあまり意味がありませんが、それでも私はこっちのほうが好みですね。

VT-4 を使ってこれから楽しい動画をたくさん撮っていこうと思います。オーディオインターフェースとして利用されようと思われているかたの、マイクの使い勝手など、ご参考になれば幸いです。

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関連情報リンク

ローランド公式サイト。
>>Roland – VT-4 | Voice Transformer

VT-4といえば、ボイストランスフォーマー。
>>Roland VT-4で男性編集部員の声を女の子っぽく変換してみた – YouTube

詳しいレビューです。
>>魔王マグロナの「VT-4」徹底レビュー!本日解禁の新機能に見た“本領発揮”とは? | MoguLive – 「バーチャルを楽しむ」ためのエンタメメディア

女声を出すにも多少は相性があるっぽい。
>>VT-4と「適合」について|ukyo_rst|pixivFANBOX

電池駆動もするのでカラオケ楽しい!
>>巻羊さんのツイート: “VT-4カラオケマンしたけど全然おじさんがまろびでなくてすごい… “

YouTubeにはたくさんレビュー動画があります。
>>VT-4 レビュー – YouTube
>>MPM-1000 レビュー – YouTube
>>UR12 レビュー – YouTube
>>ECM-PC60 レビュー – YouTube

まとめ

背面にファンタム電源のXLRケーブルがさせますのでもしやと思ったら、VT-4はやっぱりオーディオインターフェースとしても便利でした。

これからもうちょっと使いこなして、ボイスチェンジなどもYouTube動画のネタにしていければとは思います。

でも、オーディオインターフェースやマイクって、沼になりがちなのでほんと怖いです。あれ買えばもっとよくなるかな、といったような。

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