サイト名の商標登録の申請を自分で特許庁へ提出した料金とレポート

商標登録
新しくサイトを立ち上げたので、サイト名を商標登録しに特許庁へ行ってきました。

こんにちは、ブログ大好きカグア!です。

本記事では、商標を自分で登録申請する方法についてレポートします。なお、本記事は2017年5月1日時点での情報で、なにぶん私は素人ですので、不安な方は特許庁に直接問い合わせみてください。丁寧に教えてくれます。あくまで参考程度に。

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商標登録のための準備

商標申請と最終的にかかる費用

まず、結論と料金から先にお伝えしますね。

自分で商標を特許庁に申請しにいっても、約5万円で半年ほどかかる、という感じでした。出願の書類作成に30分くらい、手続きは10分くらいで終わりました(審議はこれからです)。

  • 申請で1区分1枚で印紙代12000円
  • 電子化手数料1900円(1件、1枚)
  • 登録手数料(10年)28600円
  • 合計 42500円 ※概算

ここに詳しく料金が書かれているのですが、複雑なのでスタッフのかたも早見表っぽいシートを持っていて、そこで「多分・・・」と言いながら教えてくれました。ですので、最後の登録料は目安程度に見てください。
>>産業財産権関係料金一覧(2016年4月1日時点) | 経済産業省 特許庁

区分数にもよりますが、作業は大変ではないのですが、次回はプロに頼むだろーなー、という感想ですね。

今回の作業は、こちらのサイトがとても参考になりました。ありがとうございました。
>>自力でやろう!意外と簡単な商標登録の5つのSTEP | Tapit

こちらはさらにウェブサイトというテーマも近く、具体的な書き方が書いてあって参考になりました。ありがとうございました。
>>実録、意外と簡単な商標出願方法。特許庁に行けば、弁理士に頼まなくてもやれます

それでは、具体的な手続きの流れと、わたしが商標出願に際して行った方法をご紹介します。

登録したい商標を調査する

先に商標が取られていないか、調査をします。今回サイトを立ち上げるにあたって、そのときにすでに商標も調べています。
>>特許情報プラットフォーム|J-PlatPat

日本たばこ産業さんに取られていましたが、区分が違うのでたぶん大丈夫と判断。良かったー。
先に取られていた

ここでは、すでに取られていないかの調査もそうですが、近い業態などで調べて、似たような登録内容があれば、それを参考にするのにも、役立てます。

それでは、次に申請書類を書いていきます。

商標を申請する書類に記入

2017年4月30日時点では、こちらのサイトから申請書類がダウンロードできます。「標準」のほうで大丈夫でした。
>>各種申請書類一覧(紙手続の様式)   | 独立行政法人工業所有権情報研修館

どういう区分で登録すればいいのか、似たような商品を調べてそこから区分を探します。わたしはサイト名を商標登録したかったので、いろいろ調べてギガジンさんや他の似たようなサイトを探し、参考にしました。ギガジンさんはロゴの意匠も登録されてるのですねー。

たいていはプロに頼んで長文になっているのですが、ほぼ個人ブログなのでそこまでしっかり範囲をマークしなくてもいいなかと思い、以下のように。長いと2枚になってしまって、これでいいのかな的な気持ちになって。

実際に提出した申請書類

WORDで入力して印刷して、持参します。ハンコを忘れないでね!
商標登録申請
>>拡大画像はこちら。

いちおう念のため、白紙の申請用紙も数枚印刷しました。

いざ、特許庁へ。

特許庁へ商標登録を出願しに行く

霞が関の特許庁へ行く

私は国会議事堂駅が丸ノ内線でアクセスしやすかたのでそちらから。霞が関に行くことはあまりないので、緊張しますー。
>>特許庁へのアクセスと入館案内について | 経済産業省 特許庁

ニュースでおなじみの首相官邸です。厳重警戒区域に来たという実感がビンビンです。
首相官邸

なにげにイチョウやツツジが綺麗なんですよね。外国人観光客っぽい人も結構すれちがいました。
つつじ

間違えて国会議事堂のほうへ行ってしまいました。ほんと方向音痴がやさしく教えるYahoo!カーナビの使い方とコツで困ったものです。
国会議事堂

国会議事堂駅3番出口から地上に出ますと、国会と逆方面へ坂を下っていきますと、特許庁に到着。5分くらいです。
特許庁

窓口に行き商標登録の申請する

特許庁につきましたら入り口で入館手続きします。荷物検査と身分証明書の提示をして、入館証をもらいます。
入館手続き

自動改札にピッ!として入館、1階にある出願窓口に向かいます。で、最初、窓口に行ったら・・・「こちらは国際商標で・・・」と間違えてしまいました。待ち時間はゼロでしたが、普段もこんな感じの混雑状況だそうです。
国際商標出願

特許庁1階に出願窓口が2つあるのですが、印紙を売ってる窓口があるほうが、国内商標の出願窓口です。
印紙は買えます

印紙はすぐそばで買えます。
印紙は買えます

こちらの窓口で書類をチェックします。スタッフさんがやさしく添削してくれます。
特許庁へ出願してきた

申請時にトラブル発生・・・!

書類をチェックしてもらい、問題なさそうとの指摘を頂き、印紙を購入。わきにある台で貼ろうとしたところ・・・、
DSC04080

水がたれて、滲んじゃいましたよーーーー(泣)。でも、安心して下さい、無事受理してもらえました。たぶん、電子化するのでこれくらいなら問題ないのでしょう。やさしい方でほっとしました。
商標を申請しようとしたら

というわけで、あっさり受理してもえました。拍子抜けなくらいです。地下のフリースペースみたいなところで、一息。場所取りは禁止だそうです。
フリースペース

非常にあっさりと終わったので、少し特許庁内部を散策しちゃいました。

特許庁から連絡が届く

2週間くらいしますと、特許庁から連絡が来ます。
商標申請

電子化をするために必要な手数料を払うための振込用紙が入っています。郵便局へ行って速やかに振り込みを済ませましょう。

このようにして、商標登録が申請手続きが始まっていきます。

スタッフさんも内観もやさしい

スタッフさんのやさしい対応ののお陰で、数分で商標の申請が終わりました。

さて、お昼間近に行ったので食堂なども利用できそうでしたので、行ってみました。食堂の食券、安い。
特許庁の内観

食堂は2つあります。広い。ザ食堂という感じ。
特許庁の内観

こちらも安い。
特許庁の内観

缶コーヒーなどの自販機も安いです。
特許庁の内観

ちょっとしたフリースペースもあります。打ち合わせくらいにはちょうどよい。
特許庁の内観

売店もあります。なんか官庁の売店っていうだけで、惹かれますよね。まあ、セブンイレブンなんですけど。
特許庁の内観

イートインかと思ったら、違いました。
特許庁の内観

1階の出願窓口のわきには、歴代の発明家がずらり。やっぱり知財ですよねー。
特許庁の内観

というわけで、厳重警戒態勢エリアにある特許庁に行ってきました。商標を自分で申請するのは、比較的簡単でしたが、このあとは、審査や補正などは無事通過しますでしょうか。

登録まではなんだかんだで平均4ヶ月ほどかかるとのことです。

帰り際、入り口ゲートの警備員さんの「お疲れ様でしたぁっ!」という元気な声が、和みました。

皆さんもご興味ある方はやられてみてはいかがでしょうか。

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関連情報リンク

区分数によっても変わります。
>>商標登録出願の費用・料金 | 商標登録、出願の手続きを弁理士が申請代行 「商標登録ファーム」 | J-star国際特許商標事務所(東京)

特許庁長官が指定する新たな標準文字だそうです。
>>標準文字に関するお知らせ

商標など知財重要。
>>商標登録とは何か、専門家が分かりやすく解説!【JAZY商標登録サイト】

区分は重要。
>>商標登録出願の区分を減ずる手続補正書について | 経済産業省 特許庁

商標も戦略的に。
>>商標権について教えてください。「知恵袋」で商標登録を検索すると9件が… – Yahoo!知恵袋

知財には気をつけましょう。
>>志村けん「アイーン」をパクったら違法なのか | TKO木本の「基礎から知りたい」 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

まとめ

商標の調査から出願まで、とりあえずの手続きだけであれば、とても簡単に進められることがわかりました。わたしのような場合だけかもしれませんが。

いっぽうで、電子化手数料や登録料などを含めますと、実際の費用としてはプロに頼むのとさほど変わらない、という印象でもありましたね。

ただ、知財戦略はとても重要ですので、みなさんもぜひ。

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特許庁へ行く。