Google Analytics では、ターゲットを絞り込むために、3つのセグメント方法があります。
1.フィルター
2.アドバンスセグメント
3.アドバンスフィルタ
いずれも特徴がありますので、使い分けましょう。
1.フィルター
フィルターは、トラッキングする時点で、設定した条件のみに絞り込んで
記録できる機能です。
設定方法は、以下の通りです。
Analytics設定>プロファイルを追加>「既存のドメインのプロファイルを追加」で、
プロファイルを複製する。
その後、Analytics設定>フィルターマネージャ>フィルター作成。
その際に、複製したプロファイルを割り当てる。
デメリットとしては、過去にさかのぼって絞り込みは出来ないこと。
一方メリットは、特定ユーザーをすぐに分析可能な点。
例えば、上図のように、新規ユーザーの3つの流入経路推移を
分析をするには、フィルターを使わないと難しいかと思います。
2.アドバンス セグメント
アドバンス セグメントは、記録したログ全てを対象に、特定条件で絞り込める機能です。
作成方法は、アドバンス セグメント>アドバンス セグメントを新規作成、とし、
好みの指標をドロップし、数値や値を設定し保存すればOKです。
メリットは、過去に遡って絞込みが可能。
好みの抽出条件をいくつも保存し、好きなときに絞り込める軽快さも有しています。
一方、デメリットとしては、数が増えると管理が煩雑になる、
ユニーク ユーザー数、キーワードの掲載順位など特定のレポート画面では、
アドバンス セグメントが利用できないレポートがある、といったところでしょうか。
特定のレポートでアドバンス セグメントを無効にできない理由 – Analytics ヘルプ
3.アドバンスフィルタ
トラフィック>キーワード、コンテンツ>上位のコンテンツ、などの
通常メニューで一覧表示される項目の、画面すぐ下に表示され、
その場ですぐに絞り込める機能がアドバンスフィルターです。
デメリットとしては、表で使われている項目でしか条件指定が出来ない、
設定が保存出来ない、など。
メリットは、なんと言ってもその機動性。カジュアルアナライズには、
またとない軽快さでしょう。
4.参考リンク
フィルターには、正規表現といって絞り込みを柔軟に行う演算子が利用可能。
以下のページが参考になります。
アドバンス フィルタ – Analytics ヘルプ(正規表現)
Analytics 日本版 公式ブログ: フィルタ作成時のポイント - カスタムフィルタ –
Analytics 日本版 公式ブログ: フィルタ作成時のポイント - プロファイルの活用法 –