流入キーワードから導線改善できるたった3つの手順

 不自然な導線を見つける Google Analytics

 Google Analytics では、経路分析は出来ませんが、
 せっかくのユーザーを逃してしまっているような動きは、簡単に見つけられます。

 

1.トラフィックメニュー>キーワード

 まず、Google Analytics のレポート画面で、
 トラフィック>キーワード、とクリックします。

 

2.セカンダリーディメンション

 セカンダリーディメンションで「閲覧開始ページ」を選択。

 セカンダリーディメンション

 

3.滞在時間で並べ替え

 「平均サイト滞在時間」と書かれた項目名を、2回クリックします。
 そうしますと、滞在時間の少ない順に並べ替えられます。

 不自然な導線 Google Analytics

 表示件数を500件にし、上から順に
 「有望なキーワードだが滞在時間の短い閲覧開始ページ」をチェックします。

 たったこれだけです。

 

なぜこれだけでわかるのか

 キーワードはユーザーのウォンツが最もわかりやすい流入です。
 「iPod 送料無料」「Web制作 事例 制約会社 見積もり」等。

 そして、ターゲットキーワードで訪問してくれていたならば、
 それは、最もコンバージョンしやすいはずです。
 そして、コンバージョンしたならば問い合わせ入力など、
 総じてサイト滞在時間も、長くなるはずなのです。

 ですから、そこをチェックすると効果が上がりやすいわけです。
 見始めたページが、期待を受け止めているとは限らない!

 また、有望なキーワードも、意外なキーワードの組み合わせがあり
 「ここからの流入もあったか!」と気づかされることも。
 そういったページも、コンバージョンへの誘導が手薄になりがちですので、
 気をつけましょう。

 とくにスモールキーワード、ページボリュームでSEO対策をしているサイトほど、
 流入経路が多様化する傾向がありますので注意です。

 

4.ページのチェック例

 セミナー申し込みをゴールとしたサイトの改善例を考えてみます。

 ・ターゲットキーワードでの流入発見「Google Analytics セミナー 12月」
 ・閲覧開始ページ /seminar.html
 ・平均サイト滞在時間 00:00:00 ※つまり直帰のみ

 そこで、seminar.htmlを見たところ、12月はセミナー開催が1回しか
 ありませんでした。また、セミナー実績なども書いていませんでした。

 仮説
 「セミナーの日程を増やせば申し込みが増えるかもしれない」
 <<単に日程が合わないだけかも。一般的に選択肢は多い方がGOOD。

 「過去の実績など読ませるコンテンツを増やせば良いかも」
 <<信用出来るセミナーか判断しようとすれば滞在時間が増えるはず。
    例えば、過去のセミナー実績や受講者の声など、信頼コンテンツを置く。

 滞在時間増だけが、申し込み増につながるとはわかりませんが、
 有望キーワードなのにも関わらず、滞在時間の短いページには、
 課題が見つけやすいので、ぜひチェックしてみて下さい。