結果を出すだけがプロじゃない、結果を出せないときにこそ問われる

プロとしての考え方

ちょっと甘っちょろいことを書きますよっと。

先週からいろいろなニュースを見て、今日はちょっと思う所あり、自分の考え方を整理するうえでのエントリー。ひさしぶりに、考え方に関する記事です。
 

結果にこだわること

プロとして結果や数字にこだわることは当たり前です。それらを残してこそ、クライアントの期待に応えているとも言えるでしょう。

また、社内であっても、目標達成をして初めて評価される、ということもあるでしょう。

それは成果に対して報酬をもらう仕事であるならば、至極当たり前の話。何時から何時までここに居て下さいね、といった仕事とは次元が違います。

ものすごく当たり前の話ですよね。結果を出してこそのお仕事ですよね。
 

行き過ぎた目標主義

とは言え、行き過ぎた目標主義はかえってブランド価値を下げる、というネガティブ要因を引き起こしかねないのではないでしょうか。

「手段が目的化している」「本質を見失っている」といった言葉で引用されてしまうこともしばし。

目標主義は、そもそもその目標が適正であるという前提が絶対条件なのです。

マネージメント層は、思い込みに囚われずクールに方向性を決め、正しくプレイヤーを導く責任があるはずです。リソースは無限ではないのですから。

また、プレイヤーも目標達成が難しい状況になってきたならば、早めにアラートを出すべきです。早めの対処が損失を最小限にすることにもつながりますし、マネージメント層の適確な判断に寄与するはずです。
 

数値化されないと評価できない

たしかにそうです。最終的には数値化されないと、公平な評価、利益の再配分が出来ない、という現実的な問題もあります。

しかし、これは永遠のテーマであり完璧な答えなど存在しないのではないでしょうか。

どんぶり勘定とまでは言いませんが、そこに激烈にこだわることは本質でないはず。ある程度のルールを決めたら、許容する器を持ちましょう。

もちろん、大手企業や社内政治などいろいろと事情がある場合では、そちらが優先されることも、ある意味当たり前なのかもしれませんが、それは人生においては小さなことなのじゃないかな、と思います。

また、技術の進歩は、社内の事情、業界内での事情、それらを待ってくれるほど寛容ではないとも思いますし。
 

負け方にプロとしての差が出る

一方で、人間ですから失敗をしない人などいないはずです。

しかし、その失敗を早い段階で気づき修正をする。その潔さは、柔軟性とも言えるでしょう。結果にこだわるあまり、潔さを忘れてしまっているのでは、と思う残念なケースを、どうも最近よく見るんです。

前述したように、その目指している結果は、そもそも目標が正しいことが前提。それが間違っていることもあるかもしれないですよね。また、刻々と変化する情勢では、当時は適切だったとしても、今現在はそうではないかもしれませんし。

マネージメント層は、株主や出資者に対し責任を持つ必要がありますが、それ以上に出資者と現場との調整という仕事もあるはずです。出資者も、わかっててルール違反を期待する人はいないはずです。目標の妥当性を常に疑う、そんな冷静さを欠いてはいけないと思います。

負ける試合であっても、内容の良い試合をすること、それが本当のプロなのではないでしょうか。

柔軟性を持つこととブレてはいけないことと

もちろん、何でもかんでも柔軟に対応することがいいこととも限りません。

朝令暮改が悪いとは言いませんが、それについていける人とそうでない人がいることも事実です。

あるときは、信念を持ってがむしゃらに突き進む勢いも、勝敗を決する上では重要なときもあります。

つまり、勝負の行方は誰もわかりません。

ですから、クールに振る舞いつつも、失敗をするときもあれば、成果を出すときもある、それくらいの楽観で良いのかなと思います。
 

結果を出すことこそ仕事

そういう声も聞こえてきそうです。

ですから、たしかに、無茶な結果を期待されるお仕事は、丁重にお断りをさせて頂いています。早めに判断が出来ないことが、お互いによくないと思いますし。

一方で、社内では断ることは出来ない、というケースも多いかとは思います。

ただ、そこは多くの場合、厳密に成果を求められる部分とそうでない部分、削れる部分とそうでない部分・・・など、全体や優先順位を見て、まわりや自分に折り合いをつけながら進めていく他、無いですよね。

その時も、自分が何のためにその仕事をしているのか、がブレなければ大丈夫だとは思います。答えは自分の中にあり、結果はいつかは必ず出るわけですから、それを受け入れる覚悟があるかどうかの問題かとは思います。
 

「カッコイイ」仕事をしよう

一方でこんな声も聞こえてきそうです。

甘っちょろいことを書く前に成功してみろよ。

はい、その通りです。フリーになってかれこれ13年。私が独立した年に、楽天は産声を上げ今や世界企業になりました。何ということでしょうw。

ただ、たとえ自分がどんなに小さくとも、その一挙手一投足が業界全体の評価につながることもある、そんなふうに私は思いたい。小さくても家族に誇れる仕事の仕方をしていたい、そう思うわけです。

感動を引き起こすプレイは、何も劇的な勝利だけではないはず。そして、それらの積み重ねは、いつか後世が目指してくれることにもつながり、業界のためにもなると信じています。

「カッコイイ仕事」をしたい。

もちろん普通にみんなそう思っていて、できてる人も普通にいて、私が出来てないだけなのかもしれません。とは言え、まあ今日は何かあえて言葉にしたくなって書きました。

がんばろうぜい、自分。

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現実とのバランスだけどね。