今のファミマに必要なのはファイナンスに強いCMO、大手コンビニ4社の組織図を調べた

コンビニ4社

組織図を比較しました。

以前書きましたエントリーが思いのほか、反響がありました。やっぱりコンビニってみんなに身近ですよね。

>>ファミマは導線調査してる場合じゃない

というわけで、ぜひもっと応援したいということで、私なりに今後の戦略を考えてみました。

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組織図と組織を変えたい

Webが最新を反映していないということは、よくあることなのであくまで参考程度に見てください。ただ、これは2つの意味合いを含みます。

オーナー様が一番偉い

>>セブンイレブンJAPAN(PDF)
>>ローソン(PDF)
>>組織図|会社案内|企業情報|FamilyMart
>>サークルKサンクス(PDF)

コンビニ各社、Webで組織図を公開しています。

ここでもあることに気がづきます。ファミリーマートだけが、地域の営業部を右に書いてますね。他のコンビニ各社は、地域の営業部をすべて図の上に書いています。そして、トップである社長はすべて一番下。

そう、これは現場で働いてくれる店舗様が一番偉いんですよ、というメッセージです。

フランチャイズはなんだかんだいっても現場で働いてくださる店舗オーナー様がいませんと、回りません。

決してファミリーマートも軽んじているわけではないでしょうが、細部に神は宿る、です。運命共同体として、数年にも渡る契約をしたいただくには、そういう気配りが不可欠ですので、まずはデザインを変えたほうが良いと思います。

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戦略的な商品開発のスキーム

そして、もう1つの視点は、戦略的な商品投下やファイナンスが打てる仕組みにしたほうがいい、ということ。今でもしてはいると思いますが、どうも他社と比べますと。

ローソンでは商品戦略部署が、それなりの規模感があり、戦略決定する部署も独立しています。しかも、ローソン大学がかなり上位に位置するところが、だいたんな一手をしっかりオペレーションさせようという気概を感じます。

セブンも企画部がそれなりに独立したポジションで書かれています。

一方でファミマは、マーケティングや経営企画などどうも一般的な印象を受けます。また、ナントカ委員会が多いように感じます。昨今のローソンを見ていますと、どうもこの体制ではスピード感のある経営は難しいのではと思ってしまいます。

テーマソング重要ですよね

コンビニ各社でそのPRも違いが出ますのが、動画です。動画はコストもかかりますので、他業種でもその力の入れ具合に、じつはかなり温度差が出るのです。

>>セブン-イレブン・ジャパン – YouTube
>>ローソン(LAWSON) – YouTube
>>ファミリーマート(FamilyMart) – YouTube
>>サークルKサンクス 四国 – YouTube
>>ministopTV – YouTube

ここでも個人的には、ファミマお金かけすぎ、と思います。これからブレイクする級のではなく、第1線の有名吉本芸人を登場させて、いちおうファミマの食材ですが、料理番組を定期投稿しています。

でも、よしもと芸人に会いたければルミネに行きます。この商品は美味しいですよ、素晴らしいですよ、という訴求を動画でより詳しくしたいと思いませんか?独自番組まで作らなくてもここはCMや商品提供くらいでいいかと思います。前回の導線調査もそうですが、とにかく予算の付け方がよくわからないです。

しかも、有名芸人さんが出てて、どれも再生回数100前後(2014年11月20日現在)ですよ・・・

トップランナーのセブンでさえ、利益度外視でカフェを戦略的価格で投入するわけです。3位だからこそメリハリをつけて、大事に予算は使わないといけないはずなのですが、どうも私にはそう見えません。

なお、ミニストップはイオンという母体がある安心感からか、かなり独自路線を行っていて、これはそういう前提であればアリだと思います。

またその点もセブンはさすがです。あのTVCMの名曲を、うちの小学2年生の子供でさえ口ずさむほどキャッチーです。動画も最低限のものしか投稿してません、いいですねその割り切り。

ローソンがここを攻めてくる前に、親しみやすいテーマソングを投入して欲しいです。ソフトバンクの白戸家じゃないですけど、CMってほんと大事ですよね。

サンクスを買われたら後が無くなる

ここが一番重要だと思っています。

サンクス買ってください。

さすがに買う金が無い、というツッコミが来そうですが、ソフトバンクが多額の借金をしてJフォンを買収できたのですから、方法次第なのではないでしょうか。

これでいっきに業界1位です。スタッフのモチベーション、超上がるはずです。

買収か子会社化は未知数ですが、逆にこれ、上位2社に買われたら勝負ついちゃうわけです。また、噂されてました楽天に買われたら、勢いというか、かなりヤバイ気がします。勝負って「流れ」ってすごく重要。

ですので、表題の「今のファミマに必要なのはファイナンスに強い人材」そういったマーケティング戦略をえがけるCMO(チーフマーケティングオフィサー)の投入かと思います。

まして、PB商品や商品開発、商品の製造まで強化しています上位2社に対抗するには、それくらいやらないといけないと思います。効率化も大事ですけど、もっと大きな一手を打たないとマズイ気がします。

逆転ホームランを狙うべき?に対するセルフオブジェクション

いっぽうでそういうリスクを取ることは賢明ではない、という指摘もあるかと思います。

でも、ここまで1位、2位、3位と勝負が決まっていなければいいですよ。しかも利益率ではセブンがダントツ。

勝負が上位4社でほぼ決まりつつあって、人口もどんどん減ってきていて、他社は着々と次の次の1手まで打っている、という状況下では、いずれホームランを打つために2ベースヒットを連発する「くらいの気持ち」じゃないとダメって言いたいわけです。

サンクス買収を3年後でもいいですよ、でもそこまで他社と渡り合って、店舗を増やし、人気商品や利益率の高い商品を生み出し続ける、というのエグゼキューションあってのことだとは思いますし。

資源を集中させ、メリハリを付けた予算編成を考え、ツーベース級ヒットを、季節ごとには打ち続けたい。応援してますファミマさん。

なお、サンクスがそうそう買われるはずはない、という指摘もあるかもしれません。

ただ、この業界何が起こるか分かりません。買収は、たしかにフランチャイズという点では難しいかもしれません。でも、子会社化ということでしたら、せめて他への買収を防げますし、ありえるのではないでしょうか。サークルKサンクスRって、普通に看板にRつければいいですから、コストも安くすみますし。もしかすると、ファミマとサンクスを楽天がダブル買収しちゃえば・・・、

いっきに業界1位です。

伊藤忠さん、どうかぜひ大胆な一手をお願いします、こういう人材が必要なのですよ。サンクス楽天ファミマ連合でもいいのかも。そうすれば、楽天のお取り寄せスイーツをコンビニにおけて、業界1位でありかもしれません。

>>企業価値260億円のノジマが850億円のITXを買収。大勝負に出た本件ディールを検証

しかし、ローソンもセブンもたくさん出てるなあ。。。

・・・と、こんな感じの父親目線で、SNS、ドライブ、ゲーム、生活防衛ネタが多めでブログ記事を2009年から書いています。よろしければLINE@をフォローしていただけると更新情報を受け取れますのでおすすめです。記事を気に入ったというかたはぜひ。

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行列ができるほどのコンビニ目指して欲しい。